「そして、奇跡は起こった!」/ジェニファー・アームストロング

 
こんばんは、コタローです!

久しぶりに本を読む
読む時間はリーマン時代より今のほうがあるのに
なぜか本を読まなくなった。
頭に浮かぶのは仕事のことばかり
仕事というよりエキサイティングなアドべンチャーみたいな感覚だ



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「運命を切り開くために、自分たちで何かできるのだったら、
こんなに苦しくはないだろう。
しかし氷が解放してくれるまで、
われわれにできることは何ひとつない。
こうしているあいだにも氷の圧迫は続いており、
どういう結果になるのか予想がつかない。」

「生きのびたければ身軽になれ。
非情になって、物への愛着を断ち切れ。
そして装備ではなく、自分自身の野性を信じろ。」

「古い年が今日で終わる。新しい年が幸運をもたらしてくれ、
この不安な日々から無事脱出できることを、そしてはるかかなたの
愛する人々の上に平安のあらんことを祈る。」




「ボス、あなたならもどってきてくれると信じていました。」

「二都物語」 / チャールズ・ディケンズ


こんばんは、コタローです!

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古典のため時代背景やら価値観が現代と異なることから、
入り込むのに少々、時間がかかるが、ズッポリ、物語に
嵌ったあとはあっという間に最終頁に到達してしまう。
この辺は著名な古典であれば、期待を裏切られることはない。

時代はフランス革命だけど、詳しく勉強したいなら
「二都物語」やアナトール・フランスの「神々は渇く」のような
良書を読めば引き込まれること間違いなしだ。


「若い時にもっと勉強をすれば良かった」という台詞を聞くが
強く同意するとともに、いくつになっても貪欲にいろんなことに
チャレンジしなれければならないと思った。
今は兎に角、遊び倒すことが最重要使命だ。
無駄な時間なんて1秒もないんだ。


「フランスを吹き抜ける風はいたずらに弊衣の裾を翻すばかりで、
歌に生きて羽ぶりのいい鳥たちは世の中が変わる前触れを
気にも留めなかったからである。」

「生身の人間がこれでもかとばかり情け容赦なくなぶりものに
される光景を思い描いて、野次馬根性の大衆は期待に逸る。
死ななくてもいいはずの人間が惨たらしく殺され、切り刻まれる
景色が興奮を煽る。
野次馬がえげつない関心をどう言い繕い、自己欺瞞のこじつけで
飾り立てたところで、その根源は食人鬼の嗜虐そのものである。」

「放埓と暴虐の同じ種を蒔けば、そこに生るのは種類の決まった
同じ実でしかない。」

「われは復活なり、生命なり、われを信ずる者は死すとも生きん。
およそ生きてわれを信ずる者は、永遠に死なざるべし。」

「今していることは、これまでしてきたどんなことよりも、はるかに
意義深い。向かうところは、これまでに知ったどこよりも、はるかに
心和む安息の地だ。」

「楽観主義者の未来予測」 / ピーター・H・ディアマンディス & スティーヴン・コトラー


こんばんは、コタローです!

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著者が目指すのは「潤沢な世界」の実現。
それも未開の人、貧しい人をも含めた全世界レベル
での実現を目指している。
そして、それを可能にするのは今後、指数関数的に進化する
いろんな分野におけるテクノロジーとしている。

ただこの「潤沢な世界」を実現するにあたって、人間自身の内部に
足かせがあるとしている。

「私たちは悪魔を飼っているのである。
例えば《ワシントン・ポスト》紙を取り上げて、明るいニュースと
暗いニュースの数を比べてみるといい。
あなたの結果が私の結果と同じになるとすれば、記事の90%
以上が悲観的なニュースのはずだ。簡単に言えば、明るい
ニュースは私たちの注意を引かない。悪いニュースが気になるのは、
扁桃体がいつでも恐怖の対象を探し求めているからだ。」


扁桃体は側頭葉の一部分で、怒りや憎しみ、恐怖といった原初的な
感情に体操した器官で、人間にとっては早期警戒システムのような
もので、いつでも警戒態勢にある。
このため、この器官は、

「潤沢な世界の実現にとって、同時に3つの悪影響を与えている。
1つめは、楽観的でいるのが難しいことで、、これは脳のフィルタ機能
が悲観的な反応をするようにできているためだ。
2つめは、良いニュースはかき消されてしまうことで、これは、悪い
ニュースを必要以上に強調することが、メディアにとっては一番の
利益になるからだ。
3つめは、この2つの生存本能は、私たちに『穴が深くて抜け出せない』
と思わせるだけではなく、その穴から抜け出たいという欲求まで制限
してしまっているということだ。」


上巻では、悲観的にならなくてもいろんな分野におけるテクノロジー
の爆発的な進歩がこれからやってくるので心配しちゃダメとある。

下巻ではそのいろんな分野の将来像を紹介している。

ただ、少し広く浅くネタが散りばめられているのでインパクトは薄い

もっとも知りたいのは、人生のこの先に「潤沢な世界」があるとして
人間(特に今の先進国の人たち)がどんな人生を選択しているかだ

「2020年までに、30億人近くがインターネットコミュニティに
新たに参加すると予想される。つまり、30億の新しい頭脳が
グローバルな頭脳に加わろうとしているということだ。
世界は、つい最近まで永遠に手が届かないと思われていた
知性や知恵、創造性、そして経験を手に入れようとしている
のである。」


頭脳の集積により物事を協力して考えることで、創造性も
指数関数的に成長すると著者は考えているが、幾分、それは
あるだろうが、個々の人間の脳味噌の質に限界があるのだから
指数関数的な成長はないだろうと思う。

それよりも人間と並んだ人工知能がそこからどんな進化を遂げ
人間たちの位置付けがどう変化していくか、そこのところを是非
みてみたい。
本書にもその予想図がいくつか挙げられている。
但し、内容的にはレイ・カールワイツ氏の「ポスト・ヒューマン」
には及ばないが。

「1つはスローフードムーブメントに同調し、アーミッシュのような
昔ながらの生活様式に後戻りし始める。(中略)しかしこの選択肢は
様々なテクノロジーによって実現した、多大なメリットを捨て去る
ことを厭わない人々にしか意味がない。」
「そして二つめの未来では、人間の大部分はついにはテクノロジー
と1つになり、体力的にも、認知能力の面でも、自らの能力を強化
することになる。(中略)こうして新たに能力を強化した自分を
インターネットに接続し、仮想世界と現実世界の両方で活動する
ようになれば、現実では想像もできないような社会的価値が生み
だされるようになる。」


最後に

「革命的なアイデアは、ナンセンスなものの中から生まれる。
あるアイデアが本当の意味でブレイクスルーであれば、世に
見出される前の日には、馬鹿げているか、ナンセンスであるか、
或いはその両方と見做されるはずだ。そうでなければ、それは
ブレイクスルーではない。」

「風雪のビヴァーク」 / 松濤明

こんばんは、コタローです!

少し季節ハズレだが勧めて頂いた雪山の本
小説というよりドキュメンタリ?山行記録

壮絶な手記である

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「高い教養は確かに望ましいことだ。だが、それが強烈な
『いのち』に裏付けられなくては雪駄の皮にもならぬ。」

同感。ただ『いのち』に裏付けされるようなことって、ないし
危険だし、冒険だし、怖いし、普通なら近付かないで楽な
道を選んでしまう。

「軍隊に入る時は、もはや二度と生きて山を歩けるとは
思わなかった。それは又一つの慰めでもあった。
自分自身で決断しきれなかった問題を、境遇の変化が
強制的に解決してくれるようになったから。」


こんな境遇が自分に降りかかったらどうだろう?
まさに『いのち』に裏付けされた境遇を強いられたら。
今の遊び狂いの生活からきっぱりと決別できるだろうか?

「自分で働いて山へ行く人間は、初めから権利の観念が強い。
汽車賃だって、小屋代だって、このピッケルだって靴だって、
みな俺が稼いだものだ、僅かな暇を盗んで山へ行くのは俺自身
の努力で勝ちえた当然の権利だ。
好きな山へいこう、思う存分楽しもう―。
そこで、どうしても享楽的になる。どんな登り方だろうが、楽しい
ということが第一となる。実業登山家といわれる人々の戒心
すべき点はここにある。」


リーマン登山をする自分もそのことを偶には思い返すことも
必要かもしれない

現実主義者である松濤明が死ぬ直前に輪廻思想に

「我々ガ死ンデ 死ガイハ水ニトケ、ヤガテ海ニ入リ、
魚ヲ肥ヤシ、又人ノ身体ヲ 作ル 
個人ハカリノ姿 グルグルマワル」


ただ、これよりも著者の生きる強い意志を感じたのは
メモの最後の記録だろう

「西糸ヤニ米代借リ、三升分、」


読点で終わっている
すでに凍傷で思うように指を動かせない状況だったであろうが、
まだ続きを書く意志は間違いなくそこにあった
生きる意志を強力に持ち続けながら、最後は全ての前に進む力を
失ってしまったのだろう

「AIの衝撃(人工知能は人類の敵か)」 / 小林雅一

こんばんは、コタローです!

ここ1年は人間世界の進歩とは真逆の自然と戯れる週末を
過ごしているが、またその週末とは真逆の人工知能に関する
本も積極的に読み、そんな将来に対抗するために備えを
して行こうと考えている今日この頃である。

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「しかし複雑に入り乱れる人工の神経回路網の
どこをどう情報が伝わって、ディープ・ラーニングが
何らかの学習成果を導き出すのか。
この点については、まだ十分に解明されていないのです。」


ちょっと怖い話だ。
どんな回答を出すかはAI次第。更にバグがあったら
それこそ人間にとって望まない回答が導き出され
人類の敵になる可能性も十分にあるわけだ。

「AIは金融市場を混乱させ、科学者や政治的リーダーを出し抜き、
我々人類が理解できない新兵器を生み出してしまうかもしれない。
現時点で我々が考えねばならないことは、
「誰がそうしたAIを制御するか?」だが、
長期的には「そもそも人類はAIを制御することができるか?」が
本当の問題となってくるだろう。」

(スティーブン・ホーキンス氏、他3名の警告)

「この世紀は人間そのものが存在価値を問われています。
コンピューターに存在価値を奪われながら、人間が新しい何かを
見つけていけるかという世紀です。」

(ポナンザ開発者:山本一成)

本書もいつかは人間に近いAI、人間を超えるAIが生まれるだろう、という
見方だが、著者は最後にAIを駆使して宇宙進出に乗り出し、相変わらず
進歩の中に身を置き、忙しく生きる人間がいる一方、全ての事が既知の
のんびりとした生き方を選ぶ人間の二極化を予想している。
しかし、一度、この指数関数的な進歩の世界に巻き込まれたら、
その瞬間に進歩の奴隷になってしまうのだから。

最後に
なるほどな、と思った名言。

「創造性とは、一見異なる領域に属するとみられる複数の事柄を、
一つに結びつける能力を持った人から生まれる。」

(アイザック・アシモフ」

もう満開のときは過ぎてしまったが
夙川の夜桜を見て帰った


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