ナイフリッジ! 鳥ヶ山


こんばんは、コタローです!

雪山連荘
その核心部は勿論、本日未踏の鳥ヶ山のナイフリッジ
「遠征」
カッコ良い響きだ・・・。

今年は雪が少ない年で近畿の山は既に春山だ。
雪山を求めて鳥取の大山方面に、この週末、
仕事を終わらせた後の深夜に車を走らせる。

休日の天気予想図を見る限り、木金と雪が降り、土日は
ややゆっくりとした移動性の高気圧が大山の山を通過する見通しだ。
最近、天気を推測する確度が上がってきており、
土曜は等圧線の動きに合わせ、青空と雲が交互に流れるが、
ほぼ無風に近く快適な山行が期待されると予想。
日曜も引き続きお昼頃までは同様の雲の流れを予想。

しかしなぜか天気予報は、土日とも曇りで時折、雪と芳しくない。

土曜は烏ヶ山
金曜22時に出発し、テン泊地に到着したのは深夜1時半過ぎだ。
風はゆるく流れているが、雪が降っているので
寒さは厳しい。
早々にテントを設営し、各自寝床を作り2時過ぎには
シュラフに潜り込む。


DSCF2993 20160312

鳥ヶ山の核心部は2つ
頂上前のナイフリッジと
そのまた手前の雪壁だ

ナイフリッジは凡そ20mほどだが、状況は落ちたら
あの世行のタイトロープだ
ある程度、踏まれたトレースがあれば、高所恐怖症でなければ
そう難しいことはなく渡れる。
しかしノー・トレースであるがため、次の1歩を間違えれば、
そのまま帰らぬ人となってしまう。

映像の中の山童子さんは半人前の自分のために
ロープを張りながら、真っ白な未踏のリッジに
簡単そうにトレースを着けている
が、なんの、なんの、
山童子さんの踏み跡とロープがありながら、自分は、その不安定な足場と
高度感で一気にアドレナリンが吹き上げ、一寸のスキも開けては
ならないほどの緊張感に包まれ、ジリジリと歩を進めることしかできない。

手に汗握るどころではない、極度の緊張で汗は瞬間的に蒸発し
カラカラの状態で次の一歩を雪面に置くしかないのだ。



もう一つの核心部 雪壁
雪壁、壁・・・・・?
壁だけは危険だからやってはいけないと決めていたが、
行きがかり上、やってしまった・・・・・
壁を登りあげるために頼りとなるは、2足のアイゼンと
片手のピッケルだけである。
足を踏み外しピッケルが引っかからなければ、ここも
帰らぬ人となってしまう。

またこの核心部は登りよりも下りのほうがリスキーだ。





数時間の仮眠後、6時に起床しコッフェルに湯を沸かし
朝食の準備にかかる。
テントの外はこの景色
やはり読み通りだ。

①DSCF2934

睡眠は十分ではないが、これからの山行を想像すると
ワクワクする

②DSCF2935 20160312 ③DSCF2939 20160312

8:05スタート
スタート地点からワカン、スノーシューを装着
早朝の晴れ間は一瞬でやはり天気予報通り曇り空

④DSCF2942 20160312

樹林帯がしばら続く

⑤DSCF2947 20160312

太陽が見え隠れし始める
少しぐらいは青空が覗くかもしれない

⑥DSCF2952 20160312

雲の流れがやや早くなったかと思った瞬間、青空が!
おっと、読み通りか!?

⑦DSCF2954 20160312 

⑨DSCF2960 20160312

⑩DSCF2961 20160312

これだから雪山は止められない!

 

⑪DSCF2963 20160312 

⑫DSCF2968 20160312 

でたっ、
紺碧の真っ白!

⑬DSCF2970 20160312 

高度を上げていくとどんどん青が深まっていき
雪の白とのコントラストが際立ってくる

DSCF2965 20160312

スノーハイク日和!
気持ちが良いね~

⑫1 1457877127001 20160312 

雪山は雪の付き方で思い思いに直登も可能
景色がサイコ―だから気分も上々だ

⑭DSCF2971 20160312

本日の目的地 鳥ヶ山が見える
稲村の大日みたいな山だ
鳥ヶ山が見えるころになると青空は消え、白黒の世界に
こいつは読み通りにいってほしくなかったが・・・。
風もないしガスが出ているわけでないので、不快感はない。

⑮1 1457877134827 20160312 

⑮DSCF2979 20160312

歩いてきた尾根道
ピッケルとアイゼンにも徐々に慣れてくる

⑯DSCF2981 20160312

目の前に鳥ヶ山
こいつに登るわけだが・・・

⑰5 1457926011650 20160312 

⑰DSCF2987 20160312

近づいてみると、結構な傾斜である
更に中腹から下は崩落したのか、大きく山がえぐれている。
滑落すれば、少しの間、岩や木にぶつかり、そこで止まらなければ
紐なしバンジーでそのままあの世行だ・・・

⑱DSCF2988 20160312

我々が本日の一番手なのでトレースはない。
初めての人であれば、あの山もさることながら
その手前のナイフリッジを見ただけで、その場で
180度回れ右をして、もと来た道を戻ることになるだろう

写真中央の盛り上がったところが登山道だ

ロープを張りながトレースを着ける山童子さん
こんなほっそい尾根を歩かなければならないなんて・・・
 
⑲1 1457877149303 20160312

勿論、そんな甘ちゃんな選択肢はなく、
甘ちゃんのためにロープの準備を始める山童子さん

 ⑲DSCF2991 20160312

どう見たって、斜面がない・・・
垂直以下だ
落ちたらそのまま地獄行きだ

⑲2 1457877179249 20160312

見ているだけでヒヤヒヤものだが、安定した足取りで
不安感は見当たらない。
ただそれは山童子さんの話で自分が出来るかといえば
それは全くの別問題である。

⑳DSCF2992 20160312

確保はカッパちゃんがやってるので、
二番手は場数を踏んでいるマルちゃんかと思えば
ブルージックは1つしかないので、必然的に自分が行くことに・・・

お、お、お、お・・・・・・・・。
心の準備が・・・・・・・・・。

と考える間もなくGO~

21 DSCF2995 20160312

恐ろしいナイフリッジで切り立った両端にカメラを
向ける余裕はないが、今日はヘッドカメラがあるので
臨場感溢れるシーンは恐怖映像でどーぞ!

215 1457877186746 20160312

〆のカッパちゃん
ロープと支点の回収をしながら難なくクリア

22 DSCF2998 20160312

ナイフリッジをクリアし、頂上へ向け登攀開始
お天道様もご褒美に青空をプレゼントしてくれる

23 DSCF3004 20160312

登頂成功!

24 DSCF3006 20160312

この日の山頂は晴れ間も少し見え隠れする中、
無風だったこともあり、一番乗りの権利で
絶景を見ながらゆっくりとランチをとることができた



登山はピークに着けば終わりではない。
それまでに厳しい登攀があったということは、
それを今度は下らなければならない

急な斜面は登りより下りの方がその危険性はアップし
核心部となる。

まだ余裕のあるマルちゃん、ピースと笑顔だ

25 DSCF3010 20160312

しかしその先はほぼ垂直な崖・・・・・。
普通の人はここを降りようなんて思いもしない場所だ

26 DSCF3011 20160312

まずピッケルを挿し、次の一歩の足場を作り
壁を蹴りこみアイゼンで固定する。
足場の安定を確認した後、再度、ピッケルを雪面に打ち込み
次の足場をつくるの繰り返しの作業を行い、
一歩、一歩、慎重に下降する。

下から見るとこんな感じだ

上の人が間違って足を踏み外せば
どうなってしまうか・・・・・

おそろしや、おそろしや・・・

28 DSCF3014 20160312

核心部をクリアした後はゴールに向けて
駆け足とシリセードで無事、本日の山行を終える

山童子さんカリキュラムは素晴らしい!の一言だ。
徐々に経験値があがるよう山を設定して頂いている。
おさらいをしながら少しずつ技術を身に付けて行きたい。



【活動記録】
①メンバー:山童子さん、マルちゃん、カッパちゃん、コタロー、
       コテッちゃんはスノーシューでスノーハイク!
②コース:鏡ヶ成国民休暇村(8:05)~鳥ヶ山山頂(11:35着/12:10発)
      ~鏡ヶ成国民休暇村(13:40)のピストン
③コンディション:曇のち11時頃まで超晴天、その後曇のち時々晴。ほぼ無風。
        木金と新雪がありコンディション上出来!

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丸△尖りすぎ・危なすぎる

「ここは無理、て引き返えってもいいですか?」て言えるんでしょうか?

2016/03/14 Mon|09:41|URL|EDITtop >>

コタロー  (ボストンテリア)Re: 尖りすぎ・危なすぎる

勿論、「ここでお待ちします。」と言えますよ。
リーダーが山の状況と個々人の能力、経験を勘案し
安全第一でチャレンジさせてくれます。
場数を経験することで危険回避を学び、能力も少しずつですが
向上していきます。

ここも核心の一つですが、もっともっと恐ろしいところが
ありました。今夜(3/14)には写真だけはUP出来そうです。
核心部の写真はその危険度から限界があります。
問題の恐怖の核心部は映像があり、その編集は何とか
今週week dayには完成させたいと思ってます。

2016/03/14 Mon|12:13|URL|EDITtop >>

水先案内犬保護者ボクはやっぱりハイキングぐらいが良いな。

あんな尖がった頂上まで行くんですか!若い時からやってないとコリャー無理だ~。
ブログ投稿しているから帰ってきてるのでしょうけど、無事でなにより。
烏ケ山=(からすがせん)と読むんですね 一つ勉強になりました・・・
二三日したらもう忘れてしまってると思いますけど。

2016/03/14 Mon|20:16|URL|EDITtop >>

コタロー  (ボストンテリア)Re: ボクはやっぱりハイキングぐらいが良いな。

いえいえ、陶芸家Tさんならいけますよ~
た・ぶ・ん
中々、スリリングでしたよ!

2016/03/14 Mon|21:51|URL|EDITtop >>

tsuchiiちょっと、、

行きたかったかも〜!
この景色、見たかった、
と、思ってしまいましたー。。
すごく、綺麗ですね!
雪がたっぷり、真っ白⸜( ´ ꒳ ` )⸝!

2016/03/14 Mon|22:34|URL|EDITtop >>

コタロー  (ボストンテリア)Re: ちょっと、、

今シーズンの〆に相応しい山でしたよ!

2016/03/15 Tue|21:43|URL|EDITtop >>

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