「屍者の帝国」 / 伊藤計劃・円城塔

こんばんは、コタローです!

あまりにも短い生涯だった伊藤計劃さんの未完の遺作
「屍者の帝国」を読む。
その続きを引き継いだのが、円城塔さん
作品としては伊藤計劃さんの作品ではなくなってしまっている。
途中で止めようかと思ったが、最後まで読んでみた。

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まずもって時代背景が全くピンとこない設定。
1900年以前にインターネットの走り?というか同等システムが
出回っているところからまずもっと違和感を感じながら読まなければならない。

次に登場人物だが、ワトソンがでてきて、途中、
カラマーゾフのアリョーシャがでてきたあたりから「カラマーゾフの兄弟」の
続きか?と思うがあっけなく、それは打ち砕かれる。
そうなるとワトソンが主人公だからシャーロック・ホームズも
出てくるな、と思ったら案の定。
屍者といえば、元祖フランケンシュタインだからそのおとぎ話を
メインに話は進む。

何か、ごった煮感しか感じられなかった。
結末もインパクトなく、多分、1年後には読んだことすら
忘れているかもしれない。

「辞書がそれ自体で意味を持つかね。ただの循環があるだけだ。
ある言葉が他の言葉を定義し、その言葉は別の言葉に定義されている。
辞書という世界の中では、本質から切り離された循環が永遠に
空疎に回り続ける。
人間が魂と呼ぶのはその循環の中の流れ、存在の大いなる循環だ。
起源は原理的に存在しない。
鶏が卵を産む。卵が鶏を産む。
原初の卵は存在したことがなく、宇宙の開闢(かいびゃく)を告げた
鶏はいない。
過去へと旅した男が、自分の祖先となる子を儲ける。
始原はどこだね。
それは人間の思考を超えた世界にあり、その通路は鎖されている。」

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