「嘔吐」 / J-P.サルトル(白井浩次 訳)


こんばんは、コタローです!

この本は読むのに時間がかかった。
学生の頃、実存主義の教授について勉強する
環境にあったが、実際は理解力がなかったため
授業はサボりっぱなし、ほとんど勉強した記憶はない。

サルトルは無神論者で実存主義者。
創造者である神が存在しないので
「実存は本質に先立つ」わけ。
(神様は創造物を何であるか分かった上で創造するので
神様が存在しないのであれば人・物が本質より先にある。
つまり本質はその人間・物が創っていくことになる。)

若い頃はそんな小難しいこと、どうだってよい、と
そっぽを向いていたのが、
今から思えば勿体無いことをしたと思う。

今更だが。

C360_2015-10-10-17-07-08-264.jpg 

「根も、公園の柵も、ベンチも芝生の貧弱な芝草も、
全てが消え失せた。
事件の多様性、その個性は単なる仮象、
単なる漆にすぎなかった。
その漆が溶けて怪物染みた、
軟くて無秩序な塊が
怖ろしい淫猥な裸形の塊だけが残った。」

「わかるわ。あたしを夢中にさせるどんなことにも、
またどんな人間にも、絶対に出会うことがない
のを知っているのよ。誰かを愛しはじめるっていうのは
ひとつの企てよ。活力や、寛容や、分別をなくすことが
必要なの・・・。はじめのころは断崖から飛び下りねば
ならないときさえあってよ。反省をしたらそんなことはしない。
あたしは、もう自分が絶対に飛び下りないことを知っているのよ。」



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