「壁」 / 安部公房

こんにちは、コタローです!

まだまだ日中は残暑が厳しいが、日が暮れるのも徐々に

早くなり、夜はうっすらとだが、空気も熱がさめてきたようだ。

さて、最近、はまっている安部公房さんの「壁」。
既に何度か読み返している。

これは3部作からなり次の構造をとる。
第1部 『S・カルマ氏の犯罪』
第2部 『バベルの塔の狸』
第3部 「赤い繭」(①「赤い繭」②「洪水」③「魔法のチョーク」④「事業」)
その中から 『バベルの塔の狸』、『事業』の2作品をピッ・ケラ!
① 『バベルの塔の狸』
謎の動物「とらぬ狸」によって、影を食べられてしまった詩人。
彼は「目」しか可視化できない透明人間となった。彼は、とらぬ狸にバベルの塔に連れて行かれる。
あとは唯一、可視化されている「目」を与えれば、彼はバベルの塔で生きていくことができる。
しかし・・・・。
②『事業』
とてもショッキングな逝かれた内容だ。
事業とは、この主人公が世の食糧不足に対して巨大化させた鼠を開発し、
その鼠肉でソーセージを製造販売し好評を得る。
その巨大ネズミがアクシデントで脱走し、工場の従業員と妻、家族を食い殺す。
男は、その人肉を使って、タブーの人肉ソーセージに行きつく。
最初は死体の肉を使っていたのが、材料不足から生身の人間を材料に
作るようになる。人肉の対象は生きていてもしょうがない人の肉を使うことで正当化
しているが、理不尽極まりない。

その他、本書には芥川賞を受賞した「S・カルマ氏の犯罪」もあり、かなりお勧めの短編だ。
当分の間は安部公房さんの作品を読み漁っていくのだろうか。

にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ にほんブログ村 

   

コメントの投稿

SECRET

プロフィール

コタロー  (ボストンテリア)

Author:コタロー  (ボストンテリア)
全ての時間に記憶を刻め!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

訪問者累計(since 2014 4 1)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR