「飢餓同盟」 / 安部公房‏

こんばんは、コタローです!

その風景は確かにあった

瀞峡の田戸に向かう途中に横目に飛び込んでくる

少し行き過ぎたところでブレーキをかける

その風景をジェット船がでるまでの時間、ずっと眺める


風景② 




さてさて、ダウンリバーをはさみ、安部公房の「飢餓同盟」を読む。

DSCN4729.jpg

八方塞がりの自分の置かれている状況(世の中)から逃れ、

搾取されない世界を築こうと思う花井

でもその世界を築く段階で仲間から搾取をする醜い世界が綴られている。

ちょうど渓谷を下る少し前から読み出し、ダウンリバー中に


ゆっくり川辺で読み終える予定だったが、本の世界と現実(山と渓谷)との

ギャップが大きすぎ(というより真逆)、本を開く気さえ起らなかった。

人があまり踏み入れない山と渓谷は世間の嫌なシガラミもなく


純粋で美しい空間だ。

そういえばこの週末に西宮北口に用事があり、でかけた。

ついでにガーデンズにニューオープンした店をみにいったが

きれいに飾られているだけで全くもって美しさを感じなかった。

それどころか人集りから早く逃れたいと拒否反応を起こしたぐらいだ。

段々と価値観が変わってきている


「ぼくは善良だった。・・・(中略)・・・

しかし、善良ということは世の中で一番愚劣なことかもしれないのだ。

屠所の羊が詩人に涙を流させるほど善良であるように。

・・・ぼくは父に対してひとかけらの愛情も持たせなかったくせに、

その父とそっくりな自分の魂は、熱烈に愛していた。

ぼくはその父とそっくりな夢をみていたのです。」


「自分で自分を飛び越えることがこんなに勇気がいることだとは知らなかった。

追い詰められて、ぼくは自分をのぞきこんだ。

人間というものは、中心までとどく地球のひびほどの深さをもっていた。

ぼくはぼくに目がくらんだ。


にほんブログ村 犬ブログ ボストンテリアへ にほんブログ村

コメントの投稿

SECRET

トラックバック

この記事のトラックバックアドレス

→この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

コタロー  (ボストンテリア)

Author:コタロー  (ボストンテリア)
全ての時間に記憶を刻め!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

訪問者累計(since 2014 4 1)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR